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経営相談に行ってきた覚書

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私の自慢の商品、「ディスプレイモニター用キャリングケース」が

 

もしも大型家電量販店に置いてもらえる日が来たらどのように対応したらいいのか?

 

をテーマに中小企業診断士の方に相談しに行きました。

 

この業界は私にとって未知の領域でしたので、勉強の一環として覚書をまとめてみました。

 

 

そもそもの価格設定

 

 

価格設定は予想以上に重要な要素でした。競合がほとんどいない(ニッチ市場)ため、どの価格で販売すべきか非常に悩みました。

商品の価格を決定する際には、以下の3つの要因が重要です。

 

① コスト志向

価格設定の最初に考慮すべき要素は、製品やサービスの生産・提供にかかるコストです。コスト志向の価格戦略は、生産コストやオーバーヘッドコストを最小限に抑え、利益を最大化するアプローチです。スーパーマーケットのプライベートブランド商品がコスト志向の事例です。これらの商品は一般的にブランド品よりも価格が低く、コストを節約して競争力を維持しています。

 

② 需要志向

需要志向の価格戦略は、市場の需要に応じて価格を設定しようとするアプローチです。需要が高い時に価格を引き上げ、需要が低い時に価格を引き下げることで、最適な価格を見つけようとします。航空券の価格設定が需要志向の事例です。航空会社はピーク時や需要が高い時間帯に価格を引き上げ、需要が低い時期に価格を引き下げて座席を埋めようとします。

 

③ 競争志向

競争志向の価格戦略は、競合他社の価格に合わせて価格を設定しようとするアプローチです。この戦略では、競合他社との価格競争を避けるために、競合相手が価格を引き上げるときには自社の価格も上げ、逆に競合相手が価格を引き下げるときには自社の価格も下げます。スマートフォン市場が競争志向の事例です。この市場では、競合他社の価格動向に合わせて価格を調整し、市場シェアを獲得しようとします。

 

 

これらの要因を組み合わせて、最適な価格戦略を立てることが重要です。コスト志向、需要志向、競争志向のバランスを取りながら、商品やサービスの価格を決定することが大切です。再度考えてみる予定です。

 

 

自社の強化点の確認

 

 

自社の強化点についての覚書です。

 

◻︎ 生産能力の最適化

企業は自社の生産能力を最適化し、需要を満たすために必要な製品やサービスを生産することが重要です。生産プロセスの効率性や生産ラインの最適配置を検討し、リソースの浪費を最小限に抑えることが必要です。

 

◻︎ 供給チェーンの管理

供給力を強化するためには、供給チェーン全体を効果的に管理することが不可欠です。原材料の調達から生産、物流、在庫管理までのプロセスを統合し、スムーズな供給を確保しましょう。リードタイムの短縮や在庫の最適化も重要です。

 

◻︎ 品質管理

製品やサービスの品質は企業の信頼性に関わります。高品質の製品を提供することで、競合他社に対して優位性を維持し、顧客の信頼を得ることができます。品質管理プロセスを確立し、品質の一貫性を保つことが大切です。

 

◻︎ スケーラビリティ

企業は需要の変動に対応できるように、生産のスケーラビリティを考慮する必要があります。需要が急増した場合や新たな市場に参入する場合に、迅速に生産能力を拡大できる体制を整えることが重要です。

 

◻︎ コスト管理

生産にかかるコストを効果的に管理し、競争力を維持するためには、原材料調達、生産労働力、エネルギー効率、廃棄物削減などのコスト削減策を採用することが必要です。コストを最小限に抑えることで、価格競争に対応できます。

 

◻︎ リスク管理

供給力を高めるためには、リスク管理も欠かせません。例えば、自然災害やサプライヤーの倒産などのリスクに備え、リスク回避策や災害対応計画を策定しましょう。

 

◻︎ 技術とイノベーション

技術の進化とイノベーションを活用して、生産プロセスを向上させ、効率を高めることが供給力の強化につながります。新しい生産技術や自動化の導入など、革新的なアプローチを模索しましょう。

 

 

大きな市場に進出する場合、供給力が求められます。いろんなルートを確保できるように頑張ります。そして進化し続けます。

 

 

仕入れ方法に関すること

 

 

仕入れ方法についての覚書です。買取仕入れ、委託仕入れ、消化仕入れの3つの仕入れ方法について説明します。メーカー、卸問屋、商社、販売店、百貨店など、立場は異なりますが、あまり意識していなかったことなので、覚書としてまとめました。

 

買取仕入れについて

– 買取仕入れは、商品を購入する方法で、商品を一括で買い取ります。
– 買取仕入れはベーシックで一般的な仕入れ方法であり、通常まとまった仕入れ資金が必要です。
– 在庫を抱えるリスクを負うため、商品の需要を慎重に検討し、売れる商品を選ぶことが重要です。

 

委託仕入れについて

– 委託仕入れは、仕入れ先から商品を預かって販売する方法です。
– 商品が売れた場合、仕入れ先から商品代金ではなく販売手数料を受け取ります。
– 在庫リスクは低いですが、商品の保管責任を負います。

 

消化仕入れについて

– 消化仕入れは、商品が売れた後に商品を仕入れる方法です。
– 商品が売れるまで、仕入れ先が所有権を持ち、販売価格を決定します。
– 在庫リスクや保管責任は仕入れ先が負います。

 

形あるものは在庫問題も必然的に抱えます。また、メーカーとしての持続可能性も問われる問題です。多角的に考慮しながら取り組まなければならないことを、覚書としてまとめました。これからも意図して参ります。

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    この記事を書いた人

    遠藤 愛子

    実用的なものばかり作るハンドメイド・クリエイター 兼 音響オペレーター

    カスタムメイドでスピーカーのケースやディスプレイモニター用キャリングケースを製作しています。趣味はクラフトビールと音楽。

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