日本の技術力を感じる!ディスプレイモニターケースの素材解説
こんにちは、皆さん。今回は、日本製にこだわって製作しているディスプレイモニター用キャリングケースの素材について、もう少し詳しく取り上げたいと思います。深く探ると見えてくる日本のものづくりの歴史。本当に日本の製品は素晴らしいと感じます。日本製が人気なのも納得です。
目次
バックルは、信頼性が高いnifco製
ものづくりを始めるとき、大切なのが材料調達です。安定して供給され、かつ定番のものを探すと、結局、多くの場所で見かけるNifco(ニフコ)に行き着きます。Nifco(ニフコ)の歴史を調べてみると、
ニフコは、工業用プラスチックファスナーの製造・販売を目的として1967年(昭和42年)に設立されました。現在の社名は、創業当初の「日本工業ファスナー株式会社」(Nippon Industrial Fastener Corporation)の頭文字を取ってNIFCOとしています。
元々は自動車に搭載する部品として発展してきた会社なんですね。私にはカバンの部材としてのイメージが強いので、意外な印象でした。
プラスチックバックルは軽く、扱いやすく、耐荷重テストもクリアしています。会社の歴史を考慮しても、日本のものづくりが生み出す信頼性は、やはり素晴らしいと思います。
聞き慣れない言葉の面ファスナー
面ファスナーとは、取り外し可能なファスナーのことで、いわゆる「マジックテープ」のことを指します。実は「マジックテープ」は(株)クラレの面ファスナーの登録商標ですが、今や一般用語として広く認識されています。主に衣類の着脱で利用されている面ファスナーの特長は「縫える」こと。衣類に取り付ける場合は当然ですが、この「縫える」特性が、非常に耐久性に寄与しています。適切な材料での縫製が行われています。
ディスプレイモニターケースではこの面ファスナーを使っています!
AKtape
創業40年、株式会社アラコーのAKテープ(面ファスナー)。
メイドインジャパンの生地
ディスプレイモニターケースの布地は、日本の企業から布地を購入しています。
表生地はナイロンオックス
主に化繊を使用しています。この商品は屋外使用を想定しており、ナイロンやポリエステルなどの化繊は、強度や耐水性、耐薬品性、防徽性などの優れた特性があります。表面の布地はナイロンを使用しており、撥水加工が施されているだけでなく、しっかりとした頼れる印象を受けます。
布地の硬さも頼り甲斐があります
裏地はポリエステル素材
裏地には、東レの制電ニット・ポリエステル100%を採用しています。洋服の裏地に使用される布地を利用しており、柔らかな風合いがあり、静電気を抑制する機能も持っています。これにより、モニターケースが軽量であることも実現しています。
中布地はダブルラッセル
最後に、中布地の選定について触れたいと思います。このモニターケースでは、縫製可能な素材を選んでいます。一般的なガジェットケースには、ポリエチレンシートやポリウレタンが含まれていることが多いのですが、ディスプレイモニターケースでは、あえて通常の布地を取り入れています。
それがダブルラッセル布地
スニーカーやリュックにも使用されているこの素材は、軽量でありながら、クッション性に優れています。ポリエチレンシートやポリウレタンもクッション性がありますが、ダブルラッセル生地は縫製が可能で、耐久性も非常に高いです。そのため、長く使っていただけることがほぼ確実です。
もちろん、全て日本製です
よくあることですが、多くの商品はある程度の劣化を前提として、売り上げを上げるための設計がなされています。しかし、このモニターケースは、劣化に強いと自信を持って言えます。私自身、セカンドハンドの店でのアルバイト経験があり、商品が劣化することは本当に残念だと感じています。例えば、靴は放置しておくと劣化します。外見はきれいでも、内部や靴底が劣化していることはよくあります。だから、できる限り劣化しない素材を選ぶことを大切にしています。
劣化を受けやすい素材を使用することで、結果として使い手が買い替えを考えることが増える。しかし、私たちは、それではものづくりの真価が問われないと感じています。ですので、ユーザーが長く使用できるものを目指しています。
日本のものづくりには、本当に誇りを持っています。製品の信頼性や品質、そして持続可能な製品を作ることの大切さ。これらは、日本のものづくりの伝統の中で学び取ることができます。
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ゲーミングモニター、スピーカーケース等幅広く対応しており、映像音響配信現場のオペレーターの視点で厳選した素材や、使い心地にもこだわっています。カスタムメイドのご相談などお気軽にご連絡ください。
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