飛行機乗り遅れから始まった極北のオーロラ旅①
結論から申し上げると、旅の往路で飛行機に乗り遅れました。その対応などを記録します。
今回北欧のスエーデン、アビスコでのオーロラツアーは、受注型企画旅行専門店の株式会社チックトラベルセンター TAKK by TIC ( https://www.tictravel.jp/) に手配していただきました。その名も「夜行列車で行くアビスコ9日間」。本来の予定は以下の通りでした。
目次
【当初の旅程】
1日目 |
出発日 |
深夜羽田空港へ |
2日目 |
往路 |
◦ エミレーツ航空:羽田(0:05)→ ドバイ(6:55) ◦ エミレーツ航空:ドバイ(8:20)→ ストックホルム(12:40) ◦ ストックホルム中央駅 → Train94 寝台特急 |
3日目 |
宿泊 |
◦ アビスコ(ツーリストステーション駅着 11:08) ◦宿泊アビスコ ツーリストステーション (Economy 6bedded room) |
4日目 |
宿泊 |
アビスコツーリストステーション ロッジ (Cabin) |
5日目 |
宿泊 |
アビスコツーリストステーション ロッジ (Cabin) |
6日目 |
宿泊 |
アビスコツーリストステーション ロッジ (Cabin) |
7日目 |
復路 |
◦ アビスコ ロッジ チェックアウト(10:00) ◦ アビスコ ツーリストステーション駅(16:37) → Train93 寝台特急 |
8日目 |
復路 |
◦ ストックホルム中央駅(10:13着) ◦ ストックホルム中央駅 → 空港(電車移動) ◦ エミレーツ航空:ストックホルム(14:30)→ ドバイ(翌0:05) |
9日目 |
復路 |
エミレーツ航空:ドバイ(2:55)→ 成田(17:20) |
羽田を出発し、成田に帰国するという、企画旅行ならではのルートです。
旅行の人数は女4人旅です。
しかし、私たちの旅は、まさかの展開を迎えることになったのです……。
飛行機に乗り遅れるという大失態
2025年2月某日深夜、羽田空港での待ち合わせから私たちの旅は始まりました。深夜にもかかわらず、空港は多くの人で賑わっていました。私たちが乗るのは、エミレーツ航空深夜0時05分発のドバイ行きです。
ドバイでの乗り継ぎ時間は1時間半ほど。早朝7時ごろにドバイに到着しました。次のストックホルム行きの便は8時20分発。「ドバイチョコレートを買う時間がある!」と油断したのが運の尽き。GATE closeの8時を完全に過ぎてしまい、まさかの飛行機に乗り遅れてしまったのです。
8時過ぎのゲート前は静まり返っており、搭乗を待つ人の姿はありません。「どうしたんだろう?」と目の前にいるにもかかわらず、確認することを怠った結果、8時40分ごろになってようやく事態に気づきました。
ドバイチョコレートに夢中
ドバイチョコレート、近頃話題ですよね。スパーシーなものが挟まれたチョコレートで、食感やASMR(エー・エス・エム・アール)動画で話題に上りました。現地で買ったのはこのシリーズです。(お土産でばら撒きました)
そもそも、7時15分ごろに乗り換えゲートへ向かい、手荷物検査も終え、広大なドバイ空港の案内表示でゲート番号を確認しながら移動していたことを考えると、チョコレートを買う時間など実際にはなかったのです。ああ、反省しかありません。
8時40分ごろ、空港の係員にチケットを見せると、別のカウンターを案内されました。そこで、私たち4人は飛行機に乗り遅れたという衝撃の事実を共有することになったのです。
最初に言われたのは、「前の飛行機は遅れていなかったのか?」という、航空会社が私たちを置いていったかのような確認でした。そうですよね、飛行機が遅れて乗り遅れたわけではないのです。確かに置いて行かれたのですが、完全にチョコレートに気を取られていた私たちの責任です。その後、「とりあえず、君たちの旅行のエージェントに連絡してチケットを手配してもらってください」と言われ、私たちは空港のwi-fiを繋いで、エージェントにメールを送りました。連絡がつくまで気が気ではありません。その間も、ドバイからストックホルムへの代替便を必死に探しました。
連絡が取れない中でどうしたもんかお話ししました。「まだ旅は始まったばかり。お金がかかってもでも前に進む。とにかく預けた荷物を回収したい!」その一心でした。
旅のエージェントから電話がかかってくる
午前10時ごろ、エージェントから電話があり、みんなで泣きそうになっていました。とりあえず自分たちのミスを話し、どうするか考えてもらうことにしました。一旦電話を切り、エージェントとコンタクトが取れたことに一安心。
そして再び電話が。「こちらでもオンラインチケットを探していますが、空港でチケットを確保できるのが一番確実です。一度空港の予約カウンターの人に頼めないか聞いてください」と言われ、再び予約カウンターへ。事情を話し、ストックホルムまでの便を確保できないか頼みました。1日に1便しかないストックホルム行きのチケットは、翌日も満席とのこと。
コネクションカウンター人は、コペンハーゲン、オスロ、スイスランド、フィンランドなど、ストックホルム近隣のヨーロッパの都市を経由するルートを懸命に探してくれました。とにかくストックホルムまでの近くに行く。ドバイはやはり経由地。ヨーロッパに行った方がいいと探してくれました。しかも4人で行ったので、4人分の席を確保するのはなかなか難しい・・・。
探してもらっている図
翌日のチケットがあった
そしてなんと、アムステルダム行きのチケットが翌朝なら取れることが判明しました。さらに、アムステルダムからストックホルム行きの飛行機は1日に3便~4便あり、今なら確保できるとのことでしたが、航空会社が異なるため、自分たちでオンライン予約する必要があると言われました。
その時、奇跡的にエージェントからの電話が繋がり、アムステルダムなら確保できることを伝えました。
「アムステルダムからストックホルムの便はこちらで確保してみるので、また電話します」とのこと。
まさにタイミングが味方してくれたのです。空港のカウンターで、翌日出発のアムステルダム行きのチケットをその場で確保することができました。エミュレーツGoodJob!!!
なんか巻き返せるかも
当初の予定では、ストックホルムから寝台特急で北上するはずでしたが、寝台特急の乗車時間は17時間。でも飛行機でストックホルムからキルナまで行けば国内線なので1時間半でつきます。そこからバスや電車でアビスコに向かえるか聞くことにしました。
エージェントからアムステルダムからストックホルムに行くKLMの飛行機が確保できた連絡のあとで、先ほどのプランを提案。そして一旦ストックホルムで宿泊、翌日ストックホルムから飛行機でキルナへ、そしてキルナからバスでアビスコへ向かうチケットも同じように確保してもらいました。これにより、アビスコでの宿泊は初日のドミトリーは諦めることになりましたが、ロッジでの3泊は確保できる見込みとなりました。帰りも寝台特急を利用できるため、電車の旅も一部取り戻せることになったのです。
このハプニング続きの中、なんとか光明を見出せたのは、親身に対応してくれた空港スタッフとエージェントの方々のおかげです。「なんとかなる(お勉強代金はかかったけれども)」と思ったら、本当に何とかなるものですね。感謝しかありません。
【お勉強代としての追加の旅程】
- エミレーツ航空:ドバイ(8:10)→ アムステルダム(12:45)
- KLMオランダ航空:アムステルダム(17:00)→ ストックホルム(19:00)
- 宿泊:ストックホルム空港内ホテル(朝食付き)
- ストックホルム → キルナ:11:55 → 13:30
- キルナ空港 → アビスコ ツーリストステーション:バス(予約済)14:10 → 15:30
まだ続きます
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