つくのマルシェと、私と、ミシンと。
昨年2024年、私にとって一つの大きな目標がありました。
それは、「つくのマルシェ」に継続的に出店すること。
隔月開催のマルシェに、2月、4月、6月、(8月はお休み)、10月、そして12月と、計5回出店させていただきました。
しかし、まさかこのつくのマルシェが2024年をもって最終回を迎えることになるとは、想像もしていませんでした。
主催者の木村さんから、このような言葉が発表されました。
木村さん、7年間もの長きにわたり、マルシェを主宰されたこと、本当に素晴らしいです。心からお疲れ様でしたと伝えたいです。
実は、私が主催していたミシン会も、木村さんに相談したのがきっかけでした。
「商店街でミシン?一体何をするんだ?」と最初は不安でいっぱいでしたが、回を重ねるごとに常連の方も増え、皆さん思い思いの材料を持ち込まれたり、その場で様々な作品が生まれていきました。
ラムリアで開催
特に印象的だったのは、つくのマルシェの最終回まで、毎回のように通ってきてくれたお母さんと息子さんです。
4月
6月
12月
ミシン会に参加する度に、必ず何か作品を完成させて帰られました。毎回、お話をする中で、お母様はこう語ってくれました。
「家にもミシンがあるんだけど、家ではなかなか作業ができない」
「息子にものづくりの楽しさを教えたい」
「作ったものを息子がずっと気に入ってくれている」
その言葉を聞くたびに、胸が熱くなりました。
愛用品その一
愛用品その二
ミシン会のコンセプトは「自由なものづくり」。
道具さえあれば、誰でも気軽にものづくりを楽しめる。
短い時間でも、色々なものが作れる。
ものづくりって、本当に楽しいんです。
そんな「ミシンで何か作ってみよう!」という体験を、まさに体現してくれたのが、このお母さんと息子さんでした。
つくのマルシェで作った作品たち
毎回新しい作品が生まれる、そんな温かいシェアミシン会でした。
他にも思い出深い作品たち
アフリカンファブリックの生地でたくさんの作品ができました。
劣化したバッグの一部だけ使ったリメイク作品
マルシェが終わってしまうのは、正直寂しいです。毎回、重いミシンをカートに乗せて運ぶのが、正直少しずつ大変になってきていたので、今思えば、色々な意味で良いタイミングだったのかもしれません。つくの商店街も、代替わりや変化が進んでいます。今後どのように変わっていくのかは分かりませんが、地域活動がさらに盛り上がっていくことを心から願っています。
私自身は、今後どのような形で活動していくのか、まだ模索中ですが、「シェアで、ものづくりをもっと楽しくする」という活動は、これからも続けていきたいと思っています。つくのマルシェで得たかけがえのない経験と、温かい繋がりを胸に、これからもものづくりの楽しさを伝えていきたいと思います。
カスタムメイド承っています
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