飛行機乗り遅れから始まった極北のオーロラ旅④
アビスコの旅もいよいよ復路でございます。
目次
チュックアウトからの暇つぶし
最終日は、ロッジのチェックアウトが10時、寝台特急の出発時間が16時35分と、かなりの待ち時間がありました。どこでで時間を過ごそうかと思案しましたが、とりあえずスーパーにお土産を買いに行きました。
スーパーへ行く時に見えたニューラ山っていうのかな?かなりのインパクト
帰って来てから、ツーリストステーションのレセプションからレストランへ続く通路に、とても居心地の良い待合スペースがあり、そこで荷物の整理をしたり、読書をしたりして時間を潰しました。
荷物の整理もできました
それでも時間が余ったので、15時ごろ駅まで移動してみましたが、特にすることもなかったので、駅周辺をぶらぶらしていました。
寝台特急に乗車するぞ!
駅のホームには、列車が1号車から12号車までのようで、どちら向きに来るのかを示すサインが全くなく、私たちは手分けして確認することにしました。
ホームの中間あたりで待っていると、どうやら車両はかなり先頭の方に停まるようで、私たちは足元の悪いホームを急いで移動し、日本のようにフラットに荷物を乗せられるわけでもなく、少し高い客車に荷物を運び入れ、次の人の荷物も手伝いながら、なんとか乗り込むことができました。
客車内は想像以上に狭く、人が一人通るのがやっとというほど。とりあえず自分の部屋を探し、荷物を置きましたが、狭すぎて工夫して配置しないと大変そうです。のっけからものすごいため息をついてしまいました。17時間、大丈夫だろうかと。
出発してすぐに寝るわけではありませんでしたが、荷物の整理がてら、なんとなくパジャマに着替えてリラックスモードに。幸い、通路に荷物の置き場所もあり、シャワー室やトイレも近く、比較的良い位置の部屋でした。夕食用に用意した手製のおにぎりとスーパーで買ったパンをつまんでお腹を満たし、荷物をあちこちに吊るしたり、置いたりして寝る場所を確保。降りたり登ったりする移動も大変なので、基本的に上に上がったら下りないように工夫しました。
3階のベットはもう敷いてある
ハシゴは手前にでてきます。工夫されている
なんだかんだ旅の疲れもあったので、寝台列車ではだいぶゆっくりと眠ることができました。寝るだけならなかなか良いスペースでした。狭いながらも、意外と快適に過ごせました。
缶詰状態でトイレトラブル
しかし、翌朝起きてみると、一番近くにあったトイレは流れなくなっており、シャワーも長蛇の列ができていたり、メンテナンスが大変そうだと感じました。1日に1本しか運行していないのか分かりませんが、約17時間も缶詰状態なのに、トイレのトラブルは気が滅入ります。おとなしく寝ているに限るなと思いました。
空港までは電車
電車を降りて、ストックホルム中央駅から空港までは、黄色い電車でエアポートエクスプレス的な文字の印刷もあり、非常に分かりやすく、券売機もすぐに見つかりました。空港までは約25分ほど。
12時近くにストックホルム空港に到着し、チェックインを済ませました。しかし、出国審査を受けなければならないため、チェックイン後に審査カウンターで待っていたのですが、またしても運悪く全く動かない列に並んでしまい、ひたすら待ちました。何があったかは分かりませんが、私の番になると、とてもスムーズに進み、日本人はやっぱり違うなと感じました。
ようやく帰路の飛行機に
14時30分、無事に飛行機で乗り換え先のドバイへ。ドバイへの到着は夜中の12時。
成田行きは夜中の2時55分発なので、乗り換えには3時間ほどの余裕がありましたが、もう真剣に搭乗口にいましたよ。ビジネスクラスの人がやけに多いなと思ったら二階建ての飛行機でした。寝たり映画みたりしながら成田には17時20分ごろに到着。本当に無事に帰ってこられてよかったです。
出国も外国人の方は列ができていて大変そうでした。荷物も受け取りGo to Home。電車で帰ったりバスで帰ったりそれぞれで解散しました。来年はどこに行こう・・・・かな?
追加費用内訳
今回の乗り遅れで追加で支払った金額は、なんと約24万円!
ドバイからアムステルダムまでの航空券代
アムステルダムからストックホルムまでの航空券代
ストックホルムでのホテル代
ストックホルムからキルナまでの航空券代
キルナからアビスコまでのバス代
寝台特急のキャンセル料は戻ってくるらしいのですが、2.5万円ほどでした。アビスコのツーリストステーションの1泊分の宿泊費は戻ってきませんでした。
今回の旅は、本当に勉強になることばかりでした。今後は二度と飛行機に乗り遅れないように、細心の注意を払いたいと思います。空港で乗り遅れた時、似たようなブログを見つけて、私の経験も誰かの役に立つかもしれないと思い、今回筆を執りました。
【海外旅行のお金事情】
最近の海外情報では、現地通貨はほとんど必要ありません。クレジットカードでほぼ全て決済できます。
クレジットカードで支払う際、日本円で払うか現地のお金で払うかの選択肢がある場合がありますが、日本円で購入すると手数料が上乗せされることが多いようです。そのため、少しでもお得に買い物をするなら、現地通貨での決済を選ぶことをお勧めします。
次回はマインドについて
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